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【食事・栄養管理】サッカーの科学/讀賣新聞

讀賣新聞高地対策にレバニラ

試合で10キロ以上走り続けるには、試合の前、試合中の栄養管理が重要だ。今大会中、日本代表の食事は、日本から帯同したベテランシェフが担当。和食を中心としたビュッフェ形式だ。この食事で奨励されているのが鉄分の摂取。例えば、『レバニラいため』という料理名の脇に『鉄分』と記してあるという。これは高地での試合に向けた対策だ。

国立スポーツ科学センターの鈴木康弘研究員によると、酸素の少ない高地では、酸素を運搬する赤血球が増える。赤血球の増産には、血中や肝臓に貯蔵されている鉄分が使われるが、急速に減少すると貧血を起こし、疲れやすくなる。「貯蔵鉄はすぐに補給されないので、普段の食事から摂取しておくことが不可欠」という。

GK川口能活は「レパー、モツ系、ウナギは出ていますね。鉄分が高地対策にいいことは、みんな知識としてありますから、とるようにしています」と話す。

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