米国砂糖事情(ニュートリション自由自在 第57回)
今年はオリンピックイヤーであり、日本では食品の広告にもオリンピックのイメージが使われ、盛り上がりを見せてきている。ところが、アメリヵ合衆国では、春先から清涼飲料など砂糟に関して厳しい話題が飛び交っている。
ニューヨーク市とディズニー、ジャンクフードを規制か?
「タイム」誌6月18日号には、ニューヨーク市とディズニーとが、いわゆるジャンクフードを厳しく取り締まろうとしているという記事が出た。要約すると、ニューヨーク市の場合は、500mlより大きいサイズの砂糖が入った清涼飲料の販売を禁止する、それはレストランでもスポーツ施設でも同様、という提案である。この提案が市議会で承認されると、2013年の早春から実施されることになる。一方、ディズニーでは、テレビ(ディズニーチャンネル)、ラジオ、ウェブサイト、そしてテーマパークでの食品の広告に厳しい栄養上の基準を設けるぞ、というものである。