大学での栄養教育(ニュートリション自由自在 第56回)
2011年6月にスポーツ基本法が成立し、今年から国民のスポーツ振興が声高に叫ばれるようになると思う。3月に名古屋で開催された『日本発育発達学会』では、会長の小林寛道先生(東大名誉教授)から、文科省のプロジェクト研究のまとめにより「幼児の運動指針」ができて、それが今春、全国の保育園、幼稚園に22万部ほど配布されることが報告された。
運動・スポーツも、栄養・食事も、小さいころから親しみ学んで育つことが心身の健全な発育発達には不可欠であることは言うまでもない。知育、徳育、体育と食育である。しかし筆者は、大学での栄養教育もまた非常に重要であると考えている。