PENTA(ペンタ), 栄養素解説 -

ホエイとグルタミン(ニュー トリション自由自在 第14回)

PENTAホエイプロテイン

PENTA5号に紹介されたように、プロテインの原料として最も注目されているホエイは、牛乳のタンパク質の一種である。乳タンパクは80%がカゼインであり、ホエイは残りの20%になる。

昨今、狂牛病の問題が取りざたされているが、まず乳はWHO(世界保健機構)により狂牛病の危険がないものとみなされている。ザバスで用いている原料ホエイはニュージーランド産であり、原産国の面からも狂牛病のリスクはない。

ホエイの特長は、生物価が高く、アミノ酸として分岐鎖アミノ酸(BCAAを)豊富に含み、免疫賦活効果が高いことである。このホエイの最も基本的なものは、濃縮物である(1)ホエイプロテイン・コンセントレート(WPC)であり、価格がもっとも安くおさえられる。このWPCをクロスフロー膜、UF膜で処理.精製したのが(2)ホエイプロテイン・アイソレート(WPI)であり、タンパク質含有率が高く、溶けも良い。WPIはホエイの主流である。

さらにホエイペプチドと呼ばれるものがあり、これはWPCをタンパク質分解酵素により加水分解して得られる、(3)ホエイプロテイン・ハイドロライゼート(WPH)である。

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