ビタミンB1(ニュー トリション自由自在 第15回)
ビタミンB1はチアミンとも呼ばれ、天然の食品では豚肉、玄米や胚芽米、胚芽パン、ナッツ、果物、緑黄色野菜に見られる。
日本では、鈴木梅太郎博士によって米の糠の部分から発見され、稲の学名オリゼから取ってオリザニンと呼ばれていた。日本人の栄養所要量では、摂取エネルギー1000kcalあたり約0.4mgとなっているので、男性で1.1mg、女性が0.8mgである。
また、ビタミンB1は水溶性ビタミンであり、多く摂取しても汗や尿に排泄されるため、安全であって過剰症はない。