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トレーニングロウ ・コンピートハイ(ニュートリション自由自在 第58回)

PENTAロンドンで開催されたオリンピックとパラリンピックが終わった。オリンピックの金メダルの獲得数は、日本はあまり上位に行かなかったようであるが、メダル獲得総数は世界の6位だそうである。上にいるのは、米国、中国、ロシア、英国、ドイツだけである。立派な成績である。

スポーツライターの人が書いていたが、東京の北区西が丘に2001年に開所した国立スポーツ科学センターと2008年に全面供用を開始したナショナルトレーニングセンターの存在が大きいのだと筆者も思っている。たとえば栄養面にしても、どの競技団体もナショナルトレセンで合宿して、すぐにアスリート用のレストランで栄養計算の行き届いた食事をおいしく食べることができるし、医科学サポートの一環としての栄養サポートを専門家から受けることができる。一部の限られた競技団体にではなく、全ての競技団体がこの恩意にあずかれるようになったことがメダル総数に生きている。

おそらく、金メダルをさらに量産するには、今の状況からさらに突き抜けた選手・コーチ・競技団体の存在が必要になるのではないかと思う。

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