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サプリメントとドーピング問題(ニュー トリション自由自在 第25回)

PENTA2000年のシドニー五輪において、ドーピング違反とされた海外のアスリートが、自分は栄養サプリメントしか摂取していないと主張し、その後の調べで、確かにそのサプリメドから禁止薬物が検出された。

 当該サプリメントには薬物配合の記載などは無く、メーカーの自主検査によって、下請工場のサプリメント製造ラインで医薬品も製造しており、ラインの洗浄が不充分だったためのコンタミ(コンタミネーショイ汚染の略称と)報道された。

2002年4月4日付の国際オリンピック委員会(I0C)の通達「I0Cの栄養サプリメントの研究は、より高度な品質管理の必要性を指摘」によれば、世界13カ国(日本は入っていない)から集められた634品種のサプリメントについて検査した結果、そのうちの94品種(14・8%)からラベルに表示が無いのにもかかわらず、ドービング禁止物質(主にタンパク同化ステロイドのテストステロンやその前駆体)が検出された。

この通達を受け、日本でも海外製のサプリメントは要注意という風潮になった。

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